レコードプレイヤーは「こわれ物」です。比較的重い重量。破損しやすい内部パーツ、付属パーツが多い。
完全な梱包や、事故を100%防ぐ事は不可能です。常識的な「壊れ物扱い」の梱包をすれば、事故は防ぐことが出来ます。
大部分の破損事故は「不完全な梱包」「手抜き梱包」が原因です。防げる事故をお越し、顧客に多大な迷惑をかけるのは避けてください。
◎適切な箱を使用すること
衝撃を防ぐために、ある程度の強度がある箱を使用してください。何度も使用して、くたくたになった箱や、段ボール紙を切り貼りして、何とか体裁を整えたものは使用しないでください。
◎本体よりも大きな箱を使用する。
レコードプレイヤーよりも、大きな箱を使用してください。箱にプレイヤーを入れたときに、箱がプレイヤーに触るようでは小さすぎます。
プレイヤーを箱に入れ、数センチのすき間が出来る程度の箱を使用してください。そのすき間に、ショックを吸収するような緩衝材を詰めてください。緩衝材の厚みは、最低限3センチ程度を確保してください。(目安です)
適切な箱がなければ、購入し、費用を請求してください。各配送業者は適切な箱を用意しています。レコードプレイヤー配送に理想的なのは、佐川急便扱い「エクスプレスボックス LL」です。税込み251円。
佐川急便扱い エクスプレスボックスLL
https://www.sagawa-exp.co.jp/service/material/box/
箱と中身の状態。箱の中で、プレイヤーが浮いた状態を作るだけ。箱と中身が接していたら、箱が小さすぎる。
◎クッション・シート(プチプチシート)使用上の注意。
クッションシートは厚みが一センチ有りません。これをレコードプレイヤーに巻いただけでは、表面の傷を防ぐ程度の保護にしかなりません。クッションシートで、レコードプレイヤーの保護をするのなら、何重にも重ねて、厚みを作ってください。
@ケーブル類(コード)取り扱い注意。
絶対にきつく締めないでください。折ると、簡単に断線します。ゆるく束ねてください。
@内部パーツの固定。
内部のパーツは固定してください。箱が斜めにされるのは日常茶飯事です。その状態でも、パーツが動いて、破損しないように固定してください。
トーンアーム 紐やワイヤーで固定してください。
ターンテーブル&レコードマット 取り外し、箱の底に置くか、プレイヤーに固定してください。
以下に、箱詰めの具体例を示します。あくまでも一例なので、この通りでなくても構いません。破損がないよう注意して箱入れしてください。
*箱入れ
写真は、内容をわかりやすくするために簡略しています。
1 ターンテーブル&レコードマットを新聞紙等でくるむ。
箱の底に貼り付ける。
すき間に、ショック吸収材を詰め、平らにする。
2 さらに、ショック吸収材を3,4センチ程度敷く。
養生した本体を置く。
本体の回りに、ショック吸収材を詰め、固定する。
3 本体の上に、ショック吸収材を4センチ程度詰める。
箱の上に空間が余りすぎる場合は、箱を折りたたみ、低くする。
箱の蓋をする。
最終確認
箱を揺らしたり、横倒し(45度)程度に倒しても、プレイヤーが揺れたり、破損したりしない程度に、ショック吸収材等をしっかり詰める。
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