一般リサイクル業者向け
レコードプレイヤーは特殊な「壊れ物」商品。
10kg程度、比較的重い重量。破損しやすい内部パーツ、付属パーツが多い。
完全な梱包や、事故を100%防ぐ事は不可能である。
しかし、事故の大部分は「不完全な梱包」「手抜き梱包」が原因。
常識的な「壊れ物扱い」の梱包をすれば、事故は防ぐことが出来る。
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◎適切な箱を使用すること
レコードプレイヤーを保護するのは、箱だ。
衝撃を防ぐために、ある程度の強度がある箱を使用する。
(何度も使用して、くたくたになった箱は使用しない、の意味)
◎本体よりも大きな箱を使用する。
出来るだけ、レコードプレイヤーよりも大きな箱が良い。
レコードプレイヤーよりも大きな箱を使い、
隙間にショック吸収材をつめる。
出来れば、プレイヤーの周囲に4cm程度の厚みの
ショック吸収材を入れたい。
◎クッション・シート(プチプチシート)
使用に注意する。
クッションシートは、厚み1cmに満たない。
商品に一枚巻いただけでは、衝撃を防ぐことは出来ない。
基本的には、表面の擦り傷を防ぐために使用する。
衝撃を防ぐ目的でクッション・シートを使う場合は、
数毎以上重ね、厚みを作ること。
5回(5枚)以上牧、数センチの厚みを確保しないと意味がない。
@ケーブル類(コード)取り扱い
絶対に、きつく締めないでください。
折ると、簡単に断線します。ゆるく束ねてください。
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以下、具体的な手順
*フット(足、インシュレータ)取り外し、保護
大変弱い部品なので、可能なら取り外す。
厚さ5mm程度のプラスチック製。
斜めから衝撃を受けると、簡単に破損する。
レコードプレイヤーを上から見て、時計廻し(右)に回すと、
簡単に外れる。固くて外れない場合は無理をせずにあきらめる。
*トーンアーム部分、保護
A アームレスト部分、ひも等で結ぶ。(必ず)
Bアーム部分、本体キャビネットにテープ等で貼り付ける。
(強粘着しない)
Cカートリッジ部分、緩みがないか確認する。
*ターンテーブル(回転板)、レコードマット取り外し
本体からターンてブルと、レコードマットを取り外す。
*本体をクッションシート等で保護
本体をクッションシート・等で保護する。
表面を保護するだけなので、1重から2重程度でよい。
*箱入れ
写真は、内容をわかりやすくするために簡略しています。
1 ターンテーブル&レコードマットを新聞紙等でくるむ。
箱の底に貼り付ける。
すき間に、ショック吸収材を詰め、平らにする。
2 さらに、ショック吸収材を3,4センチ程度敷く。
養生した本体を置く。
本体の回りに、ショック吸収材を詰め、固定する。
3 本体の上に、ショック吸収材を4センチ程度詰める。
箱の上に空間が余りすぎる場合は、箱を折りたたみ、低くする。
箱の蓋をする。
最終確認
箱を揺らしたり、横倒し(45度)程度に倒しても、プレイヤーが揺れたり、
破損したりしない程度に、ショック吸収材等をしっかり詰める。
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